スポーツでのケガの対応

スポーツのケガで多い「捻挫」「打撲」の対応

前述の記事 スポーツでのケガ で述べたように、関節や筋肉の動きが悪い状態で急な捻りや繰り返しの摩擦が加わると炎症症状を起こします。これはいわゆる捻挫というものです。捻挫はスポーツの現場で多いケガとして挙げられ、普段から運動している人でもバランスを崩して捻ったり、スポーツのレベルが高くなると体に無理をさせ、結果捻挫を起こす場面もあります。

捻挫だけでなく、スポーツの現場では相手とぶつかったり、転倒して地面にぶつかるなどして起きる打撲も多いケガです。

この捻挫と打撲は同じ対応で応急処置ができますので、その対応をお話します。

捻挫も打撲も炎症を起こす

捻挫は摩擦が急激に起きたり、摩擦を積み重ねることにより関節内に炎症を引き起こします。打撲は打った部分の組織(筋肉やその他皮下組織)を損傷し炎症を引き起こします。

炎症とは読んで字のごとく、炎の様に熱くなっている状態を表します。人体の組織にはたんぱく質が多く熱に弱いので、炎症を起こす熱を取りのぞいてあげることに努めることが、ケガの早期回復につながります。

安全に素早く熱をとる方法

熱を取るためには、単純に炎症部を冷やしてあげるだけです。近年ではアイシングという言葉で浸透しており、プロのスポーツ選手などが冷やしている光景は見たことがあるかと思います。ただし、冷やす方法というのはいくつかあり、方法を間違えると凍傷や皮膚の損傷など、害になってしまうことがあります。あくまでも安全に素早く熱を取り除かなければいけません。

冷やすために一番安全なアイシングは、氷と水を使用した方法です。氷を使用したアイシングが、最も安全で効果の高い手軽な方法です。方法としては
①氷を水で軽く洗う
②ビニール袋や氷嚢に入れる(なるべく空気を抜く)
③患部に直接あてる
④体は寒くならないように環境に気を付け20分以上冷やす。

水で洗い溶け始めた氷は凍傷の心配がありません。直接患部に当てて冷やすのが一番熱を取りやすいのですが、慣れていなく冷たさが我慢できない場合は薄手のハンカチやガーゼを当てても構いません。

これが一番安全で効果的で手軽な方法です。ケガをした後はすぐにこの方法を行う事で、早期の回復が期待できます。ぜひ試してみてください。

これはあくまでも応急処置ですので、その後医療機関に受診してください。

!アイシングの注意点!

よく、氷と同じだと思い保冷剤を使う方がいらっしゃいますが、絶対に使わないでください。保冷剤は熱を吸収しにくい素材を使っており、冷却効果がかなり低いものです。ですが、表面的には凍らせたときの温度(マイナスの温度)になっている為、触れた皮膚表面だけは凍傷を起こす危険があります。凍傷を起こしても、患部の熱は取り除かれないので、アイシングには使えません。

また、シップなども消炎剤の効果はありますが、熱を取り除く効果はほぼありません。通気が悪いのでかえって熱が逃げにくくなるので、熱を取るには氷のアイシングが一番です。

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